JLPT N1の授業
今年初め働き始めた日本語学院。
日本人じゃないとダメと言われている授業の一つが「フリートーキング」。
そして「JLPT(日本語能力試験)のN1」の受験対策コース的なもの。
N3とかN2は、韓国人の先生が教えているけれど、一番上のコースであるN1は、
日本人がやるものなんだとか。
私は、日本語を教えたい!と思ってこの仕事に就いたわけではないので、
何故そうなのかとか、あんまりよく分からないでやってるわけだけど…
まあでも、このレベルになれば、普通の日本人レベルで読める(書けるかは不明…このテストには「書く」ことを要求する部門はないので)、というのが前提だから、
日本人が日本語で授業しても平気よね?ってのもあるんだろうし、
あと…文法なんかを見ていると、生まれてこの方日本人として文章を見聞きしてこないと、このニュアンスの違いは分からないかもね…というものが多い気もしないでもない。
多分、そういうこともあるのかもしれないんだけど…。
この試験、年に2回しかなくて、7月と12月。
私は7月の試験直後から12月に向けてのクラスを担当しているのだけど…
7月から来ているのは大学生と高校生。
大学生は、就職する人と、大学に留学する人がいる模様。
高校生は、N2には受かっていて、もうそれがあれば、大学受験条件は満たしているみたいなんだけど、まあ、N1の授業受けておけば、日本に行ってから楽だよね。
今ここで苦労しておけば、一回りレベルアップした状態で授業受けられるから、
凄く楽だと思う。先行投資だね。
そして、9月最終週に入って来た人は、40代かな。
授業も後半なので、皆初めまして~、ざっくり自己紹介ね~って雰囲気でもなく、
チラッとだけ聞いたのだけど、自分が最終的に受けたい資格の「受験条件」の一つが、
JLPTのN1なんだとか。
だから、絶対受かりたいと。既に何度か受験して、落ち続けているので、学院に来たんだとか。
なんかさ、自分は淡々と学院の教室のホワイトボードの前で授業してるけど
(いや、淡々と…ではないんだけど。日常が、家と学院の往復だけで、授業の準備を土日もなく続け、何の起伏もない日々っていう意味での「淡々」なんだけど)
私の前に座っている生徒さんたちの、動機とか、目標とか、ドラマチック。
受験条件、満たせるといいな。12月1日が試験だから、残り丸2か月。
私が手助けできるといいんだけど…。