ソウルの毛糸屋に注文
前々から、ネットの毛糸屋さんは何軒かチェックしてあったのだけど、
先日図書館で本を借りてきて、
毎日のようにニヤニヤしながら、
「編むとしたら何を編む~?」
などと心の中で自分に問いかける怪しいおばさん。
5冊のうち3冊は日本の本の翻訳本だったので、
かぎ針も棒針も基本「クロバー」。
これは糸と違って消耗品じゃないし(物凄いヘビーに編む人で、折れたり曲がったりして、「一年に一度は買い替えてるわよ」といあいう猛者もいるかもしれないけど…
ていうか…いるのかな…?)、私は母から受け継いだ棒針、母から何かのお祝いで買ってもらったかぎ針セット、そして追加で買い足した棒針などは全部「クロバー」なので問題ないとして…
糸が問題。
翻訳本ってことは、日本で使われているメーカーのものが使われているわけで、
3冊の本には「ハマナカ」の文字が踊り…たまーに「オリムパス」の字も。
こういうメーカーさんも、新しい商品を出してみては、売れ行き等を見て廃盤にしたりするわけで、本の出版時期によって廃盤されている場合もあれば、
韓国で手に入らねーよ、っていう場合もある。
ハマナカは手に入る糸もあるけど、オリムパスは、レース糸ならあるけど、毛糸としては見つからなかった。
大体、「オリムパス」で検索して引っかかっても、指定されている
例えばオリムパスさんが出してるツイードの並太の黒とかそうなっちゃうと、
絶望に近い…。
ハマナカも似たような状況で、日本の糸を扱っている店でも、全部を網羅しているわけじゃないのと、マーフィーの法則で「欲しいものに限って無い」というののせいで、
手に入らない…。
わざわざ取り寄せてほしいとなると、相当の覚悟が必要だし。
そこまではしなくていい、したくない、
でも編みたい。似たような糸を探さねば…という段で、
太さやら色味やら加味しても、なんとなく微妙だなぁ…という品ぞろえ。
あちこちのネットショップで見ても同じような感じだし、
韓国国内産の糸より輸入ものが圧倒的に多い。
近くに毛糸屋さんがないので、それが実際どんな感じなのかを偵察にも行けない。
一種の博打なんですが…
もう、編みたい気持ちが止まらないので、
一先ず注文!
今までは悩んで終わっていたけど、人生もったいない!
そう、最近本当にそう思う。仕事まだ見つからないし、お金も尽きてきたけど、
仕事があったって、やりたいことをしてきたか?
疲れ果てて、結局したいことはいつも一番最後。
もし体力が残ってたら、気力を奮い立てることができたら…
そんなことを考えている間に、残った気力体力を他人のために使って、
結局自分のしたいことに手が届かないままだった…と思うのです。
体力のない人間にありがちなことなんですが…
ちょっとのムリが、翌日以降に何日も響くので、
「ちょっと夜遅くなったけど、〇〇して寝たから、今日眠い~」とか
すがすがしく仕事できるような体ではなく…
今、こんなささやかなことでも、やるやらないで悩んでいるのが、
悲しくなって、注文。
ほんと、この年齢で悩むポイントがここか。
でも、思い立ったが吉日。
変わろうと思った時にやればいいのだと思い込みます。